2010年11月16日
砂栽培

朝から、先週植え付けたトマトに、ご丁寧に挨拶しながら手潅水。
同時進行でミニ☆トマトに追肥潅水と、一日中イリゲーション!
さてさて、午後から某大学の教授&御一行が見えました…。
…連絡受けてたのに、すっかり忘れとった。
「砂栽培における果菜類の有機栽培の可能性」なんたらかんたらでした。
20代にどっぷりとプロジェクトした作式で懐かしかったっす。
砂栽培なんて、とっくに技術確立されたものだと思ってましたが、
今回は、有機的な施肥技術の確率を!との事です。
結論から言えば、
砂栽培は養液栽培同様、経験や勘に頼らず技術的にもマニュアル化しやすいし、
良好な根圏環境、連作障害の回避、作業性の向上、砂漠地での普及等メリットも沢山あるけれど、
結論としては、
育苗延長のような葉菜類では技術的にも可能性大。
でも、果菜類ではなんだかなぁ…。
初期投資にコストがかかるし、栽培技術も数段難しくなる。
土をいじる楽しさも砂では半減だし、
健全な土作りを維持するJAS規格の理念にもあわないみたいだし、
何よりも、土や作物への想いが薄くなりそうで、生理的にNGとお答えしました。
勿論、安全面を慣行農法と比較するならば、全然いいんだけど。
将来的にはチャレンジしたい面白い課題です。
「砂漠でミミズは生息可能か?」だな。
さてさて有機栽培農家の苦労?をちょこっと。
単純にですが、
トマトを10a当たり10t生産するのに必要な窒素換算量を25kとすれば、
高度化成肥料(N15%)ならば、およそ8俵×20kもあれば足りるわけですが、
これが有機肥料となると、
鶏糞1俵(20k)だと窒素量はおよそ3%で0.6kの窒素量。
しかし有機の場合、養分として作物に供給されるのは、その半分以下で0.3k。
となると単純に80俵×20k以上は必要になってきます。
有機では施肥だけで10倍の労力が必要という事になります。
高齢者には大変な作業です。
これ以外にも、土壌の酸度や燐酸、加里、微量要素、炭素率なども絡んできますが、
この辺のコントロールが有機栽培の醍醐味でもあるとこです。
あくまでも窒素ベースでの話しで、
有機栽培農家もより効率的な施肥体型が各々で確立されており、
この通りではありませんが普通こんなもんです。
腰の痛くなる話しでしょ。
大学レベルで、有機養液栽培の研究があるのも当然と言えるでしょう。
さてさて、
今週、更に1500本定植です。
ラッピド〜!
Posted by トマト☆マン at 15:49│Comments(1)
この記事へのコメント
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Posted by gayenKinalj at 2014年12月25日 06:37